2005年10月10日

誘導したい方向へ逃げ道を用意する

前回に引き続き、回収の極意〜交渉編〜

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回収を交渉で行う場合、
完全に逃げ道をなくしてはいけない。
相手は完全に開き直ってしまい、
法的回収をするしか、回収手段がなくなってしまうからだ。
法的回収をすると決めた場合はそれでもいいだろう。
しかし、法的回収よりも、もっといい手段がある場合、
そこへ誘導するのが最適だ。

交渉で、相手に逃げ道を残す場合、
泳がせる、という手段もあるが、
誘導したい方向が決まっている場合、
作戦を立てて、絵を描いてから、そこへ誘導するのが得策だ。

とあるサラ金での取立て現場のお話。
便宜上、登場人物を、
サラ金社員を「私」、
顧客を「凡盆(ボンボン)」さんとしておこう^^


私  「凡盆さん、お支払いが遅れてますが・・。」

凡盆 「すいません^^;給料が減ってしまって^^;」

私  「今すぐ入金できますか?」

凡盆 「ちょっと都合つけますので、何日か待ってもらえませんか?」

私  「・・・・・・。」

凡盆 「・・・・・・。」

私  「そうですか。そろそろ一括で返してもらいましょうか。」

凡盆 「ひぇ〜^^;勘弁して下さい。今日中に何とかします^^;」

私  「いや・・・。ちょっと今後の返済が心配ですね・・・。」

凡盆 「いや、今月だけです!来月からはちゃんとします!」

私  「でも凡盆さん、他社での借入れ、増えてますよね・・・。」

凡盆 「あ、いや、その・・・・・・。」

私  「ここ3ヶ月の間に、借入れ件数が2社ほど増えてますよね?」

凡盆 「ひぇ〜!すいません!」

私  「あなた、まさか跳ばそうとか、考えてませんよね!?」

凡盆 「いや!めっそうもない!!そんな・・・・・・!」 

私  「信用できませんねぇ・・・。」

凡盆 「来月からは絶対遅れませんので!」

私  「信用できませんねぇ・・・・・・。」

凡盆 「そこまで言うか!?」

 ※さぁ、そろそろ開き直る頃だ(笑)

私  「じゃあ、一括返済して頂けますか?」

凡盆 「できるわけないだろう!?」

 ※さぁ、開き直るゾ!(笑)

私  「じゃあ、他社件数を減らして下さい。」

凡盆 「どうやって?」

私  「だから、他社3社を完済して来て下さい。」

凡盆 「できるか!!」

 ※さぁ、開き直った♪

私  「じゃあ、うちでまとめますか?」

凡盆 「え!?・・・・・・できるんか!?」

私  「わかりません^^」

凡盆 「何やそれ^^;どないやねん^^;」

私  「一度審査してみましょうか?」

凡盆 「出来るんやったら頼みます^^」

 ※さぁ、「私」は、回収したいのだろうか?
     それとも貸したいのだろうか?^^

私  「凡盆さん、『おまとめ』、いけるかも知れませんよ^^」

凡盆 「ほんまか!?」

私  「はい。もっと厳密に審査しないと確実な事は言えませんが、
    とりあえず、8社450万は何とかなりそうです。
    利率も今より下がりそうですよ♪」

凡盆 「ほんまか!!じゃあ厳密な審査頼むわ♪」

私  「わかりました。ではとりあえず、
    過去3年分の収入証明と、実印と印鑑証明と、
    ご自宅の権利証を用意して下さい。」

凡盆 「んん・・・?権利証・・・?」

私  「はい。権利証です。」

凡盆 「ちょっと待て。家を担保に入れろ、という事か?」

私  「そうですけど?」

凡盆 「それやったらええわ!」

私  「どうしてですか?」

凡盆 「たかが数百万の借金で、家を取られたくないわ!」

私  「は?誰も家をくれ、って言ってるわけじゃありませんよ。
    担保ですから、完済すれば、当然抵当は抹消します。
    それとも、やっぱり踏み倒すつもりだったんですか!?」

凡盆 「違うがな!違うけど・・・・・・^^;」

私  「せっかくの財産があるんです。
    無担保融資だと、財産がある信用のある人でも、
    賃貸住まいの人でも、利率は同じです。
    凡盆さんの様な方でも、
    無担保で借りている限り、賃貸住まいの方と同じ扱いですよ。」

凡盆 「そやけど・・・・・・。」

私  「資産は有効に活用してこそ、資産と言えます。
    活用しないのなら宝の持ち腐れです。
    ましてや、無担保の利率の高い借金があるのですよ。
    『キチンと返す気があるのなら、』借り替えない理由はないです。」

凡盆 「・・・・・・考えさしてくれ。」


ここで、半数は自分の軽はずみな借入れを反省し、
お金を都合して完済します。

『借金』という、事の重大さに気づいたのでしょう。

しかし、サラ金にとって、持ち家で担保余力のある不動産を持つ人は、
相当な優良顧客です。
完済されては、利益が削られます。
でも、そのリスクを差し引いてでも、
残り半分の人が不動産担保で、
他社を全てまとめてくれ、
50万などの融資枠を300万とか500万などに出来れば
充分に元が取れます。
中には、住宅ローンも一本化しましょう^^
などという誘いに乗ってくる大バカなボンボンもいます。
特に、自力で不動産を手に入れた人ではなく、
親から資産を相続した様な人に、「バカボン」は多い気がします。

さらに不動産担保融資は、
返済期間が長く取れるので、
無担保融資に比べて月々の返済額がかなり小さく出来ます。
ここを上手にアピールする事で、
多くの人が乗り気になります。


私  「今の返済額が、月15万。
    借り換え後は月8万です。
    差額はそのまま凡盆さんのお小遣いです。
    年間で84万、お小遣いが増えるという事ですね^^」

凡盆 「お♪ほ、ほんまか♪」


なんて具合に・・・・・・。
サラ金で不動産担保ローンを組んだ人のうち、
正常に最後まで完済に至る人って、
私の記憶する限りでは、
半分もいなかった様に思いますが・・・・・・^^;


世の中、ビジネスとは、大抵この程度の思惑の基に動いている。
いかに良い商品を提供したところで、
消費者が「本当に良い商品」を選別する能力がなければ、
やはり企業は「消費者が求める商品」を開発する。
世に、この様な「粗悪な商品」が氾濫しているのは、
他ならない消費者自身に問題があるのだ、という事を、
消費者自身がもっと良く知るべきだ。


このブログは、
世の中の消費者がもっと賢くなり、
泣き寝入りをしない事を通じて、
「泣き寝入りを前提とした悪いヤツラ」を
社会から淘汰し、
その事をもって、
今より住みよい社会を作る事を目的としています。
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posted by 鬼 at 10:26 | Comment(4) | 回収の極意〜交渉編〜
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